<<活用編>>
お客様事例 ISO27001
株式会社広島情報シンフォニー(広島市東区)

ISMSを足かせなんかにしたくない!

—ところで、どんな業務を受託されたのですか?

北氏 「デジタル地図バーチャルファクトリ」と呼ばれる業務です。熊本市にあるN社デジタルセンターに設置されたサーバーとテレワーカーの自宅に設置したPC とをセキュアなブロードバンド回線で接続し、その環境下でクリエイターと呼ばれるテレワーカーが画面・動画・音声を通じて本社にいるスーパーバイザーのアドバイスをリアルタイムに受けながら地図を製作する、という仕事です。

通信回線とPC は発注元から貸与、PC はVPN 接続で完全にクローズド、ローカルHDDへのデータ保存も外部メディアへの書き出しもできないという、システム的に考え尽くされたセキュアな環境の提供を受けた上での受託業務です。

広島情報シンフォニー_谷川氏—そうすると、御社として配慮すべきはテレワーカーさんの作業環境の整備やモラルということになりますね?

河野氏 そうですね。もっとも、この場合の作業環境とはテレワーカーの自宅の一角のことですから、環境整備といっても各自が創意工夫できる範囲、例えば家族の視線をさえぎり、外から作
業場が丸見えにならないようにする、といった程度に限られます。大事なのは環境整備よりもモラルの維持でしょうね。

—モラルの維持の施策とは、どのようなものでしょうか?

尾崎氏  昨年のような大地震で開発業務の継続が困難になったとして、お客様に事情を説明してお願いすれば暫くの時間的猶予を頂ける案件なのか、あるいはどのような状況であっても納期の遅延は絶対に許されない案件なのかによって適用すべきBCP の内容とレベルが異なってくる、ということです。 例えば非常電源の不具合によって電力が充分に得られない場合はどの開発案件にどのくらいの電力を提供するかを即座に判断しなければなりませんので、このような事態に備えて平素から各案件の特質(重要度)を把握しておく必要があると考えました。

—確かに、テレワークならではの悩みが生じそうですね。

河野氏  そうですね。例えばの話ですが、普通に出社している我々であれば朝起きて着替えてネクタイを締める、そして出社して職場の上司・同僚や部下に朝の挨拶をする、等の日常動作を通じて“私”から“公”への気分転換が無理なくできます。 それは我々にとっては当然のことですが、テレワークだとそうはいきませんからね。 換言すれば、相当に意思が強い人でないとテレワーカーは勤まらない、ということでしょう。

—そして、御社のテレワーカーはみなさん意思の強い方だと。

河野氏   はい、現在弊社には17 人のテレワーカーがおり、その内12 人が前述のN社の仕事に従事していますが、いずれの方も顧客から高く評価され信頼されております。 みんな我が社の誇りです。
 

利便性の追求へ続く


 写真は同社クリエイターの谷川氏のご自宅での仕事場風景。ディスプレー上部にWebカメラ、机の右側に衝立が配置されている

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