自組織の情報セキュリティの信頼性を証明

国内最大のサプライチェーンをもつ自動車業界では、OEMとサプライヤが技術情報を連携し、共同で部品・ソフトウェア開発を行っています。またサプライチェーンのグローバル化が加速し、さまざまなテクノロジーが導入されているため、情報セキュリティへの関心が高まっています。

情報セキュリティリスクに対応するため、ドイツ自動車業界（VDA）によって確立された情報セキュリティ評価基準がTISAX®（Trusted Information Security Assessment Exchange）です。

TISAX®は、共通の情報セキュリティ評価と、その評価結果を共有することで、サプライチェーンの情報セキュリティの安全性を担保します。TISAX®ラベルを取得することは、パートナー企業への機密情報の安全な共有を確実にし、自組織の情報セキュリティレベルを客観的かつ世界標準で証明することを意味します。

TISAX®は、ISO 27001などの国際情報セキュリティマネジメントシステム規格に基づいて自動車産業サプライチェーン特有の情報セキュリティの仮想的・物理的・社会的側面を包含する要求事項のカタログを提供しています。このカタログはInformation Security Assessment (ISA)と呼ばれ、TISAX®監査の認定監査機関であるBSIが実施する監査の基準となるものです。

本セミナーではTISAX®ラベル取得へのステップ、要求事項、監査についてご紹介いたします。自動車メーカーやそのサプライヤ、技術サービスプロバイダなど、ドイツ自動車メーカーと協業するさまざまな組織が対象です。